Eco Premium Club

エコプレミアムとは何か

 環境問題には、主として経済の発展段階によって様々な段階があります。究極の環境問題と言われるものが、脱物質・脱エネルギー段階かと思われます。すなわち、物質的に恵まれていれば豊かであるといった価値観、エネルギーを使用することによる快適さなどに価値があるという考え方を止めることです。まだまだ、この段階に行くのは無理でしょう。その前の段階に、資源・エネルギー効率が極限まで高い経済という考え方が有り得ます。
 例えば、腕時計を考えて見ますと、クォーツムーブメントの安物は、それこそ1000円以下で買えます。これでも、確かに時間を刻みます。一方、手作りに近い腕時計、特に、グランドコンプリケーションを機械式で実現したものは、それこそ1000万円(クォーツ式だと10万?)。使っている地球資源の量は似たようなものでしょう。
 環境環境と言うと、ケチ臭く生きることだと思われるかもしれませんが、それは間違いです。それでは、人間の豊かさが失われるからです。グランドコンプリケーション機械時計の価値とはなんなのでしょう。それは、人間の知恵と技巧が込められている作品だからです。いわば、無形の価値です。
 残念ながら、筆者が自分で使っている腕時計は全く違った発想のものです。時計は、いかなる手を入れることなく、10年間程度は動くべきであると考えています。すなわち、時計の価値とは、全く気に掛ける必要のない存在、いわば「無の存在」であると同時に、「(できれば精度数秒以内で)正確に時を刻むこと」、「メンテや日時調整などの手入れ無用」であること。そこで、電波時計、太陽光電池、パーペチュアルカレンダーの条件を満たすものを使っています。これですと、途中で電池を変えることも、日付を調整することも、全く不必要です。何も無い時計よりちょっとだけ高いですが、機械式のような非常に高価格品は販売されていません。機能だけを見れば、遥かに優れた時計ですが、価格は機能に比例しません。
 以上、要するに、商品の価値を価格だけで見るのは間違いであるということです。機能だけで見ることも間違いかもしれません。一般にプレミアム商品とは、そんな商品を言います。エコプレミアムとは、その商品が環境に対して負荷が低い故に、プレミアム商品であるというものを意味します。現時点で、残念ながら、そのようなものはほとんど存在しておりません。
 しかし、我が国の商品開発は、そのような方向性を目指すべきだと考えます。そこで、本ページでは、商品の具体的な評価を環境面から行うことを主目的としております。ただし、かなり個人的好みが反映していることも事実です。